今回は有名な観光スポットではないので、あまり知られていない宮の鼻をご案内します。旅先での新しい発見はワクワクします。
日間賀島は奥が深いです。マニアックな楽しみを見つけてみてください。
宮の鼻は東の海水浴場のさらに東、東の先端です。まずは、日間賀島の東の海水浴場からご案内いたします。
東の海水浴場
東の海水浴場には、監視台があり、これがインスタスポットとなっています。階段のところに立って、並んで写真を撮るといい感じになります。
そのさらに東の奥へ行くと、ハイジのブランコへ行く、階段があります。
ハイジのブランコ
ハイジのブランコへ行く階段。ここを上ります。
ハイジのブランコが揺れています。
ハイジのブランコは、日間賀島の人気観光スポットです。けれど、お客様のいない時は、寂しそうに揺れています。目の前は海で、海に飛んでいきそうで、スリルと爽快感があります。
このハイジのブランコに乗った後は、階段を下りて、さらに奥へ行ってみてください。左側にすごくきれいな地層があるところがあります。
アートのような地層
絶妙な色合いで、つやがあって、アートのような地層だと思いませんか。
その先端は、こんな感じにでこぼこしていて、これもまた、味があります。インスタスポットです。
何年も何年もかけて作られた地層。日間賀島には、どんな歴史があったんでしょうか。想像が膨らみますね。
堤防の上を歩く テトラポット見学
この地層の前には、堤防があります。テトラポットの写真を撮るために歩いていくと、海水がそこまで来ていて、意外とスリルがあります。
足元が少し凸凹しているので、お気を付けください。くれぐれも落ちないように。海に落ちて、テトラポットの間に入ってしまうと、もう抜け出せないそうですよ。
テトラポットにもいろいろな形があるので、写真を撮ってみました。これは、四角っぽい感じですが、向こう側に見えるのは、丸っぽい感じです。
白龍命金太神の碑
今回の宮の鼻のご紹介で、一番教えたかったのが、この碑です。地層を周ったところの、左手に段々があり、丘に登れるようになっています。(わかりにくいですが)
そこを上ると、この碑があります。
隣の木の根っこが、空中に張り出して、まるで龍のようになっているところが、すごいと思います。これを見つけたときは、大発見したような気分になります。
どういう神様なのでしょう。分からないけど、白龍のことを少し調べてみたいと思います。
白龍とは
・天帝の使い
・最速の龍
・富や金運、財運などの運気が上昇する
・白龍の名前は「四海白龍王敖閏」四海を統治する四人の龍王のひとり。統治するのは西の海。
・古来日本には「白蛇信仰」がある。白蛇は、神様の化身で、縁起のいい動物とされていた。
龍神とは
・水の神様
・豊穣の神様
日本では古くから広い地方で、信仰されてきました。
・九頭龍大神(くずりゅうおおかみ)・・神社に祀られている龍神
・八大龍王(はちだいりゅうおう)・・仏教由来の龍神
・善女龍王・・雨をもたらす龍神
・倶利伽羅龍王(くりからりゅうおう)・・不動明王の化身
・青龍・・木にあたる東方の守護
・白龍・・金に当たる西方を守護
・黒龍・・水に当たる北方を守護
・金龍・・土に当たる中央を守護
日間賀島で毎年7月に、西海水浴場の方で行う「ぎおん祭り」は、昔は「龍神祭り」と呼ばれていました。西の八幡社は、津島神社を基とする神社で、津島神社は、須佐小野の尊をお祀りし、龍神様を祀っています。
日間賀島も何かしら、龍神様と縁の深い島なのではないかと思われます。
最後に
宮の鼻を散策して、楽しかったです。何年も何年もかけて作られた地層や、龍神様の話。日間賀島という小さな島でも、歴史があり、どんなことがあったのだろうと想像すると、ロマンがありますよね。
日間賀島は昔から漁をして生計を立てていました。海は恵みを与えてくださるありがたい存在ですが、ひとたび荒れてしまうと、人間の力ではどうすることもできません。水の神様である龍神様をお祀りする気持ちが、よくわかります。
小説家なら、何かしら、物語が出来そうですね。(笑)
また日間賀島を散策して、面白いところを発見して、ご案内したいと思います。たーこブログでお会いしましょう。
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