どうして海の近くには松があるんだろう?疑問に思ったことはありませんか。日間賀島にもたくさん松があります。その謎を探ってみました。
おじいさんが撮った貴重な大正時代の日間賀島の写真も、ご覧ください。写真にもすでに松が写っています。昔から松はあったんですね。
海の近くに松がある理由
海にはさえぎるものがないので、風が吹くと、家も人も飛ばされそうな風が吹きます。風害は脅威でもあります。昔の人は、その風を少しでも和らげるために、何かないかと考えて、防風林を植えたようです。
防風林として適しているものを調べたとき、松の特性に注目しました。普通の植物は、海水や塩が葉につくと枯れてしまいますが、松は塩の害に強い。そして、しなやかで風にも強い。
海の近くに松がある理由。それは「防風林として人間が植えるから」というのが答えでした。
日間賀島でも、ずっとずっと昔、防風林として、松を何本か植えたそうです。その松も、今では大きくなり、木も太くなり見上げるほどになっています。
松の問題
年月を経て、松も大木となり、景観も良くなりましたが、その松にも、問題が出てきました。大きくなりすぎて、電線の方まで伸びてしまったり、松くい虫で、木の幹がやられてしまったり、いろいろあります。
けれど、大正・昭和・平成・令和と過ぎ、今でも根を張り、大木になり、貫禄さえ備え、日間賀島のあちこちに人々を見守るようにそびえたっています。
ちなみに、松くい虫などにやられて、倒れそうになった松を、伐採するのは、すごく大変な仕事となります。木は思ったより重いので、業者の人がクレーンなどの大きな機械を使って作業しないと、むずかしいです。
我が家の庭にも小さな松の木が生えてきたなあと思ったら、知らない間に大きくなっていました。このままほかっておいて、大木になってしまったらどうしようと、少し不安になっています。
おまけの雑学として、かわいい松ぼっくりの赤ちゃんの画像ものせておきます。
大正時代の日間賀島の写真
我が家には、おじいさんが撮った大正時代の日間賀島の写真があります。これは東の日間賀神社にある松。
松がずらーっと並んで、風情があります。日間賀神社近辺。向こう側に佐久島が見えます。
このころから思うと、日間賀島も、埋め立てられたり、道ができたり、ずいぶん整備されて都会化しました。この頃は水道もなく、井戸水をくんで、本当に自給自足の島国の生活をしていたそうです。
何年も何年も日間賀島の人々を見ている松は、この変わりゆく世の中をどう思っているんでしょうね
ちょっとした疑問を調べるのも楽しいですね。また、たーこブログでお待ちしております。
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