風の吹いてくる方向によって、風には呼び方があるのをご存じですか?時々耳にするけれど、どっちからの風なんだろうと思いながらも、わからないままにしてたりしませんか?今日は漁師の人から教わった、風の呼び方講座です。覚えましょう。
日間賀島は離島なので、障害物がない分、風当たりが強いです。風の強い日には、歩けないくらいの時もあります。冬場は、気温は名古屋より暖かいのに、風が強いのですごく寒く感じる日もあります。
また、春にも、春一番が吹く強風の日があります。もちろん、台風の時の風当たりも、想像を絶するものがあります。
漁師は、天候のこと、風向きのことを、よく知っています。風向きにより、天候を予想し、遭難しないようにしているそうです。漁師さんが、「明日は風だ。」というと、翌日には必ず風が吹くので、驚きです。ちなみに、雨が降った後には、風が吹く日が多いようです。
風が吹くかどうかは、漁師にとって、漁に出れるかどうかがかかわってくる大切な事です。風の呼び方覚えておきましょう。
風の呼び方
東風・・・・こち
西風・・・まにし
南風・・・まぜ
北風・・・きたっぽ
北東・・・べっとう
北西・・・なかにし
南西・・・やまぜ
南東・・・いなさ
初めは何のことを言っているのかわからなかったけど、風向きのことだという事を知りました。
名古屋にいる時は、風向きのことなど、深く考えたこともなかったけれど、漁師にとって、風向きや風の強さは生活に係わる重要な事なんだという事を知りました。
日間賀島の台風 風がすごい
とくに台風の風は、すごいです。ひどい台風の後は、何かしら飛ばされたり、壊れたり大変です。
我が家も倉庫にしていた納屋が崩壊したことがあります。
あと、手すりが壊れたり、屋根が壊れたり、自動ドアが壊れたり網戸が吹き飛んだり・・・今までいろいろ被害にあいました。
ですから、日間賀島の人は、台風前になると、雨戸を閉めたり、家の中にいろいろしまったり、固定したり、風よけに、家の周りに、ネットを張ったりします。台風の前は、どこの家も大騒ぎです。
そして、台風の最中は、もちろん、家から一歩も出ることはできないので、過ぎ去るのをじっと待ちます。
台風後も、大変です。ネットを外したり、雨戸を開けたり、家の中にしまったものを出したり、風で舞ってきた葉っぱを掃除したり、潮風で、ガラスは真っ白になるし、植物も潮風で、枯れてしまったり。風害が一番怖いです。
漁師も風のある日には、漁に出れないので、一年のうちでも、漁に出れない日も何日もあります。
とはいえ、夏暑くても昼からになると、海から風が吹いてくるとすごく気持ちよくて、都会の人は、アスファルトで暑いんだろうなあと思うと、海の側でよかったなあと思ったりします。海から吹く風は、気持ちいいです。
漁師さんは昔から、風と上手に付き合ってきたんでしょうね。
今回は、風の呼び方のご紹介をしました。今度からはこれを覚えて、風向きを気にしながら、「まぜ」とか、「こち」とか、「べっとう」とか使ってみると、かっこいいかもしれませんね。
日間賀島から、海の風が届いて、爽やかな気持ちになりますように
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