冬になると、日間賀島でも、時々カモメを見かけますが、前から不思議に思っていることがあります。風の強い時、カモメはなぜ、風に向かって飛ぶの?。そして空中で静止しているように、浮かんでいられるのはなぜ?
あまりにも不思議な光景なので、どうしてあんなことができるんだろう。そして、なぜ風に逆らって飛ぶんだろう。ああやって風と遊んでいるんだろうか。そう思いながら見ていました。
今回はそれを、徹底解明して、カモメの謎解きをしていきたいと思います。
カモメが風に向かって飛ぶ理由
カモメは流線型で、羽もすべて、同じ方向に生えています。流線型の体に沿って、きれいに並んでいるため、風上を向いていないといけないんです。風の抵抗を受けないような形になっているんですね。
風下を向いたら、羽がすべて逆立ってしまい、たいへんなことになってしまうのです。
そう言われればそうですよね。スマートなカモメも、羽がぐしゃぐしゃになったら、台無しですよね。
カモメが静止しているように飛べる理由
ある速度をもって前へ進んでいるとき、力を加えなくても、しばらくは前へ進むという力の法則があります。飛行機がエンジンが止まった時、しばらくは前へ進むので、その間に不時着する場所を探すことができるそうです。
鳥も同じ。羽を動かさなくても、しばらくは、前へ進むことができるのです。カモメが前へ進むのと、同じ速度の向かい風があると、前へ進みません。
そして、真下に向かって沈下するのですが、そこが斜め上向きの風のある場所なら、その飛行速度と姿勢で飛んでいれば、止まっているように飛びます。
向かい風の力と、浮き上がる力と、前に進む力のバランスが釣り合えば、空中に止まっているように見えます。
カモメは、絶妙なバランスを保ちながら、上手に風に合わせて、飛んでいるんですね。
カモメが飛べる理由
カモメには、飛ぶための羽、風切羽が付いています。風切羽を勢いよくおろすことで、空を飛ぶ力を生み出しています。
また、前へ進む理由は、初列風切という、右と左で幅が違う羽があり、狭い方が前、広い方が後ろになるようについています。翼を下ろすと、広い方、つまり後ろにむかって風が生まれるので、前に進みます。
すごいですよね。高度な技術と、頭脳を持っても作り出せないものが、自然に作られている。たしかに神のなせる業としかいいようがないです。
カモメの生態
- カモメは、鳥綱チドリ目カモメ科カモメ属に分類される鳥類
- 春から夏にかけて、カナダ西部やアラスカで繁殖をし、秋から冬にかけて、日本や中国大陸に飛来して越冬します(そういえば、夏に見かけたことがない)
- 体長は45㎝ほどで、翼開長は110~125㎝
- 短い足には水かきが付いており、泳ぎも得意
- 海岸の風にのって、上空を漂い、エサの魚を発見したら、水面に降りて捕食します
- ゴミをあさったり、果実を食べたりすることもあり、雑食です。
- 人に対する警戒心が薄いことから、観光客の持つ食べ物も狙うことも。
- 繁殖期は春から夏で、この頃はコロニー(集団繁殖地)を形成。集団生活を行う理由は、無防備になりがちな時にキツネやカラスなどの外敵から身を守るため。
- 平均寿命は20年ほど
- 3~4月になると、数千羽に及ぶ群を作って、日本を飛び立ち、繁殖地を目指します。
- 昼間に移動。湾曲に隊列を作って飛行。隊列を作ることで、後ろを飛ぶ個体は、前を飛ぶ個体の陰になり、空気抵抗を減らせることで、通常より10%以上体力の減少を抑えられます。
カモメの驚きの睡眠方法
カモメには驚きの睡眠方法があることを知っていますか?
タカやハヤブサなどが、渡り鳥を捕食しようと集まってくるので、カモメには飛び続ける必要があるのです。
そこで「半球睡眠」という方法を使います。脳の左右を半分ずつ休ませる方法で、眠ることと、警戒することを両立できるのです。
カモメとウミネコの違い
カモメとウミネコはそっくりです。
- カモメ・・・寒くなると飛来してくる冬鳥
- ウミネコ・・・1年を通して見ることができる。夏の海にいるのはウミネコ
- カモメのくちばし・・黄色一色
- ウミネコのくちばし・・根元が黄色く先端部に赤と黒の模様がある。尾羽に黒い斑がある
- カモメの鳴き方・・高音でのびやか
- ウミネコの鳴き方・・低く太い声 猫のように鳴く
日間賀島のマンホール カモメ
日間賀島のマンホールには、カモメの絵がついています。他には、フグ、波、スイセンの絵がついています。海にカモメは、絵になりますね。
カモメの歌
ハーバーライトが朝日に変わる。その時一羽のカモメが翔んだ 人はどうして 哀しくなると、海を見つめにくるのでしょうか 港の坂道 かけ下りる時、涙も消えると思うのでしょうか♪
かもめが翔んだ日 渡辺真知子
かもめの水兵さん ならんだ水兵さん 白い帽子 白いシャツ 白い服 波にチャプチャプ 浮かんでる♪
童謡
窓辺に頬を寄せ カモメを追いかける そんなあなたが 今も見える テーブル越しに♪
海を見ていた午後 ユーミン
かもめが主人公の本
かもめのジョナサン (全世界で4000万部売れた大ベストセラー)
あらすじ 主人公は、ひたすらストイックに飛ぶことを追求するカモメのジョナサン。より早く、より自在にと、工夫と訓練を重ねる彼を仲間たちは「変わり者」として、受け入れません。遂には群を追放されてしまいます。ある日2羽の輝くカモメが現れ、ジョナサンは高次の世界に入っていくのです。
昔、読んだことがある本です。すごく心に響いた本の一つです。誰にも認められなくても、自分の信じたことを一生懸命やる姿に、感銘を受けました。
かもめの謎解きが終わって
かもめの謎解きが終わって、カモメのこと、だいぶわかっていただけましたか?ますます、カモメのことが、好きになってきたのではないでしょうか。
海とかもめ、絵になりますよね。カモメを見つけると、いつまででも、目で追っていたくなるのが不思議です。かわいらしい姿と、なんだか一生懸命なところが、いいですよね。
寒い寒い季節に、健気にも風に向かって飛んでいるカモメ。また春になると、ずっと遠く、カナダやアラスカまで飛んでいくんですね。すごいですよね。「がんばってね」と言ってあげたくなります。
人間もカモメに負けないように、がんばらないといけないですね。(笑)
ではまた、たーこブログでお会いしましょう
あと9197
コメント