日間賀島は昔からタコ漁がさかんです。そして、そのタコがものすごく美味しい。タコが好きなら、そのタコ、足の先食べていいの?オス?メス?など豆知識、知りたいと思いませんか?タコ食べながら話題も広がります。
「日間賀島の名物はタコ」って言われるだけあって、日間賀島のタコほどおいしいタコには出会ったことがありません。柔らかくて、味がある。これを食べると、他のタコが食べられなくなります。
タコ徹底解説
日間賀島のたこはなぜうまいか
日間賀島は鉄分を多く含んだ水成岩で磯も島もできています。そして、木曽三川、豊川、矢作川の栄養豊かな水が島の周辺に運ばれ、おいしいあさり、かにを育てます。このあさりやかにを食べたタコだからこそ、やわらかくてあまいと言われています。
たこの生態
- 足が8本ある軟体動物。
- 日本で食されてるタコは真蛸、最大60cm。(北海道などにいる最大300cmのタコは、水蛸で、肉質が水っぽい)
- オスは足の吸盤が大小不揃い。8本中、1本の足が生殖器になってます。(ほかの足と比べると、形状が少し違う)
- メスは足の根元から先端まで吸盤が比較的、均等
- 頭にみえる部分が、胴体。頭は体と足の間の目のある部分
- タコは身を守るためにすみを吐く。煙幕の術は、視力ではなく、嗅覚を奪うことが目的らしい。(天敵ウツボは視力は良くないが、嗅覚が優れている。
- タコは外敵に襲われると、自らの足を切り離して逃げます。
- タコはストレスがたまると、自らの足をかみちぎって食べてしまう。
- タコの吸盤は吸い付くだけでなく、味やにおいを感知する能力がある。
- タコはエラ呼吸している。
- タコの心臓は3つ、脳は9個あります。
タコ雑学
- タウリンが多く含まれていて、低カロリー、高たんぱくで、コレステロール値を抑え、血圧を下げる。肝臓の働きを促す。視力強化にも役立つ。
- 英語でタコは「オクトパス」。オクトは「8」を表す言葉。オクタゴンは八角形。オクターブは8音階。タコは足が8本。
- タコの足の先には毒があるって人もいるけれど、毒はないという説が有力です。ちなみに、日間賀島では食べます。けれど、吸盤は菌が付きやすく、しっかり洗わないといけません。特に先の方は、小さくて洗いにくいし、あまりおいしい部分でもないので、気になる方は、残した方がいいと思います。(特に生食の場合)
- イカ墨の方がパスタに向いている理由は、イカ墨はトロトロ。たこ墨はサラサラ。ということに加え、たこ墨はイカ墨の1/10ほどの量しかとれないということがあげられます。
- 日間賀島の駐在所の外観はタコになってます。
- 日間賀島のマンホールの絵は、タコとフグの2パターンあります。
- 日間賀島には西港と東港にタコのモニュメントがあります。(西はニッシー、東はガッシー)
- 日間賀島安楽寺には蛸阿弥陀如来が祀ってあります。
たこつぼ漁
島の周りには約10,000個のたこ壺が仕掛けられている。高速船から見える浮きがその目印。たこが逃げ場を求めて隠れる場所を探す習性を利用しています。
タコ料理
日間賀島の「タコのまる茹で」は、有名です。タコは赤いというイメージがありますが、ゆでる前は、茶色と灰色の混ざったような色をしています。ぬるぬると動く姿は、グロテスクでもあります。
吸盤もかなりの強さで吸い付きます。手でつかむと、腕に足を絡ませながら、吸い付いてきます。
ゆで方
- 新鮮なタコでも、一度、急速で凍らせる。(これが、タコが柔らかくなる一番のコツです。この時、内臓は取り除いて、軽く洗って、ビニール袋に1匹ずつ入れます。タコの子がある時があります。(白くて丸い)見つけたら、すぐゆでます。めったにないけど、美味しいです。
- 冷凍になっているたこを、水で解凍する。(長時間出しっぱなしにしておくと、タコの色が赤くなってしまう)
- タコのぬめりをとるために、塩もみをする(吸盤には菌が入りやすいので、念入りに洗う)
- お湯を沸かし、塩を適量入れる
- 煮え立ったら、タコを胴体を持って、上下させるように入れる(足が上手に丸まる)
- 再び煮え立ったら、5分で出来上がり。(大きさによっては、もう少しゆでる場合もあります)
それ以外の料理法
- タコ飯
- タコしゃぶ
- 酢だこ
- お寿司
- タコのから揚げ
- タコ焼き
干ダコ
日間賀島を歩くと、干したタコがぶらぶらしている光景を目にします。昔からタコ漁が盛んで、正月には漁師が神様に、干ダコを奉納する、習慣があります。
干ダコは、そのまま蒸して、薄くそぎ切りにし、少量の酒とみりんをかけておくと、いい酒のつまみになります。噛めば噛むほど味が出て、美味しいです。
生のタコが手に入ったら、たこの頭と、脚の付け根に竹を入れて、形成し、干します。(10月ごろ)
最初はこんな感じですが、何日も干すとカチカチになります。
出来上がり
まとめ
もう一度、最初の疑問にお答えします。タコの足の部分は、毒がないという説が有力で、食べてもいいですが、吸盤には菌が付きやすいので、しっかり洗う必要があります。
先へ行くほど吸盤が小さくなるので、洗いにくいので、しっかり洗って調理してあるかどうかが問題です。きちんとした板前が処理したものならいいですが、よくわからない場合、心配なら残しておいた方がいいかもしれません。
オスかメスか?という疑問にお答えします。オスは吸盤が不揃い。メスは吸盤が足の根元から足先まで比較的均等です。タコの豆知識、いかがでしたか?意外と奥が深くて、面白かったのではないでしょうか。
とは言え、やはり食べると美味しい。それが一番、タコの良さですよね。美味しいタコ、食べてあげてください。
タコ愛 伝わりましたか?タコは「多幸」。そして末広がり。丸い心と、くっついたら離れない根性。噛めば噛むほど味が出るなど、縁起がいい。皆様も一度、日間賀島のタコを食べに来てください。
心が少しあったかくなって幸せな気分になっていただければ嬉しいです。また、たーこブログでお会いしましょう。
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