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オオイタビ 日間賀島カフェまりんぶるーの崖 実のなる蔓の正体

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カフェまりんぶるーは南の崖の上に建っています。崖には蔓が生えていて、葉っぱがコンクリートを覆っています。

この蔓には謎の緑色の実がぶらぶらなるので、調べてみたら、「オオイタビ」という植物でした。オオイタビについて解説します。

今この時期、12月には、緑色の実が面白いぐらい、ぶらぶらぶら下がっています。

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オオイタビとは

  • 漢字では、「大崖石榴」  学名 Ficus pumila
  • クワ科イチジク属の常緑つる性木本。
  • 東アジア南部に分布し、日本では関東南部以西。特に海岸近くの暖地に自生。
  • 茎から出る気根で、固着しながら木や岩に這い登る。
  • オオイタビの名はイタビカズラに似て、大型であることによる。
  • 葉先がとがらない
  • 雌雄異株
  • 葉は互生し、緑色で卵型。成葉で5~9センチメートル。
  • 壁面緑化に最適だが、気根が基材を傷めることもある。
  • 葉はつやのある少し厚めの葉で真冬でもきれいな緑色をしています。
  • 茎や葉を傷つけると、白色の乳汁が出る。

コンクリートの壁面に使う植物

崖を作る時、工事の人は、緑化の為、蔓の植物の種を植えてくれます。我が家の下は、それが「オオイタビ」でしたが、日間賀島の中でも、ジャスミンが植えてあったり、紫色の朝顔のようなのが植えてあったりします。

「オオイタビ」は暑さや乾燥に強く、丈夫な性質を持つため、壁面に最適です。

冬でも葉っぱがきれいな緑色なので、緑化という点ではよいのですが、ツル性でも、樹齢を重ねると木のようになるようで、それが崖の上まで上ってきて、フェンスに絡みつくと、なかなか取れなくて大変です。(本当に木のようです)

崖の補強という面では、最強だろうけど、うっかりしていると家まで占領されそうなので、油断なりません。常に剪定が必要なようです。

この画像は、カフェまりんぶるーのフェンスです。オオイタビは下からここまでやってきて、気を付けていないと、侵略してきます。

オオイタビの実の秘密

5センチぐらいの結構大きい緑色の実がぶらぶら、ぶらさがっています。

この「オオイタビ」という名前を知っている方は、少ないと思います。お客様にも、何人か聞かれたことがあります。不思議な実がなるので、気になるのだと思います。

  • 開花は7月~9月
  • 花はイチジクと同じように、この果実のようにみえる、緑色の「花のう」の中に咲くので、割らないと観察できない。(だからイチジクは「無花果」と書くのです)
  • 実のなる季節 10月・11月
  • 雄の花のうの中には、コバチの卵があり、内部でふ化すると、花粉をつけて飛び立ち、雌の花のうに入ることで受粉がなされる。
  • 雌花の花のうは、「果のう」に変わり、11月~1月に熟すと紫色になる。果のうは、3~5㎝
  • 雌株は少なく、多くは雄株。食べれるのは、希少価値が高い。
  • 雌花序が受粉すると、内部に果実が形成され、径5㎝ほどになって、熟すと花序の壁が破れて、外に出ます。(ぱかっと実が割れる)これは食べられます。紫色。巨砲より大きい。皮がむける。
  • 雄花は食べてもおいしくありません。花のうを半分に切ると、花のうの中のふちが、雄はクリーム色。雌はピンク色。

豆知識

沖縄では、オオイタビのことを、イシマキガンジューと呼び、茎葉を煎じて飲む民間療法が伝えられるそうです。効能としては、高血圧・腎臓・糖尿病・結核・神経痛など。

けれど、はっきりした正しい知識がないので、真似をするのはとりあえずやめておきましょう。

葉っぱは、冬でも緑色で、こんな感じで、少し厚みがあります。

最後に

実がぶらぶらぶら下がっている「オオイタビ」は、なんだかおもしろい植物ですが、ほとんどが雄で食べられないそうです。

実際に、雌が食べられる状態になっているところを見たことがありませんが、これだけ実がなっているんだから、一つぐらい食べられる実がなってもいいんじゃないかと思ってしまいます。

これからは注意深く、経過を見守りたいと思います。もし食べられる実を発見したら、教えます。しかし、見つけても崖をよじ登る訳にはいかないし、難しいですね。(笑)

今回は面白い植物「オオイタビ」のことを知ってもらいたくて、ブログにアップしました。また新しい情報があったらお教えします。たーこブログでお会いしましょう。

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